マイクロソフトの10年後の株価を握る野心的な研究開発7選!生成AIの収益貢献はいつ?次なるビジネスはここから生まれる

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Microsoft(マイクロソフト)の10年後の株価のヒントとなる最新研究開発プロジェクト7選
悩める人
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マイクロソフト株は将来性はある?

2022年から下落トレンドにあったマイクロソフト株。

直近はChatGPTでの躍進もあり、上場来高値を更新しました。

とはいえ、今後もマイクロソフトは成長株であり続けるのか?もしくは天井なのか?

長期の株価が気になる方も多いでしょう。

この記事の内容

マイクロソフトの10年後の株価を考えるためのヒントとなる、

  • 壮大な研究開発プロジェクト
  • 生成AIの収益貢献の動向
  • 今後の懸念事項

をまとめました

日本ではあまり報じられていませんが、実は魅力的な研究開発を多数行っています。

生成AIの収益貢献や、株価を考える上での懸念事項もまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。

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マイクロソフトの10年後の株価:
壮大な研究開発プロジェクト7選

マイクロソフトの10年後の株価を考える|Microsoft

米国マイクロソフトのニュースリリース等から、マイクロソフトの研究開発プロジェクトを7つご紹介します。

今回紹介する研究開発プロジェクトが、10年後には、マイクロソフトを支える大黒柱になっているかもしれません。

10年後の株価のヒントとして、研究開発の内容をチェックしていきましょう。

マイクロソフトの研究開発PJ①
Project Natick:
海中データセンター開発

マイクロソフトの10年後の株価を考える|Project Natick:海中データセンター開発
引用元:Project Natick

「Project Natick」は、海中データセンターの実現可能性を検証するためのプロジェクトです。

データセンターといえば陸地にあるものですが、実は2つの課題がありました。

  • 世界の約半数は沿岸沿いに住んでいるため、内陸地からでは通信が遅延する
  • 通信速度を保つためにサーバを常に冷却する必要があり、大量の電力を消費する

これらの課題を解決するために、マイクロソフトは海中データセンターというアイデアを着想しました。

海中データセンターには、下記のメリットがあります。

海中データセンターのメリット
  • 海水の温度で自動冷却されるため、電力消費が少ない
  • 風力発電、太陽光発電などは沿岸にあることが多く、再生可能エネルギーを効率よく利用できる
  • データセンター中を窒素で覆うことでマシンが酸化せず、メンテナンスコストが大幅削減可能

「Project Natick」は、3つのフェーズに分けて進められており、現在フェーズ2まで終了しています。

今後、クラウドサービスがますます普及する中で、データセンター技術の革新になるかもしれません。

マイクロソフトの研究開発PJ②
Project AirSim:
自立型航空機のシュミレーションプラットフォーム

マイクロソフトの10年後の株価を考える|Project AirSim:自立型航空機のシュミレーションプラットフォーム
引用元:Project AirSim

「Project AirSim」は、AIを活用した自立型航空機のシュミレーションプラットフォームです。

高度な3Dシュミレーションで街並みなどを再現し、自立型航空機の開発や訓練、テストを行います。

空の移動手段に関しては、下記の課題がありました。

  • 開発の際の訓練・テストに膨大な時間とお金がかかる
  • 従来のAIシュミレーションを利用するためには、ディープラーニングに関する深い知見が必要

「Project AirSim」は、AIが数秒で数百万回のフライトをドローンに学習をさせます。

現在、限定的なプレビュー版として提供されていますが、既に2件の導入実績があります。

AirSimの導入実績
  • Airtonomy(インフラ点検ドローンの開発会社)
    石油タンクの漏れの検出などを行う自律型飛行体の訓練で利用。米国ノースダコタでは7ヶ月間冬が続く厳しい環境なので、バーチャル空間での開発・訓練が有効。
  • BELL(ヘリコプター製造会社)
    ドローンの自律着陸能力を磨くためにプロジェクトAirSimを利用、AirSimを使うことで、数千の異なる着陸シナリオでAIモデルで訓練を行っている。

Project AirSumは、

  • 送電線などのインフラ検査
  • 混雑した都市での荷物や人の運搬
  • 狭い鉱山の奥深くや農地の上空での作業
  • 人の移動(空飛ぶ車)

などなど、潜在的な使用事例はほぼ無限大です。

マイクロソフトのビジネスに寄与する日もそう遠くはなさそうです。

マイクロソフトの研究開発PJ③
Project FarmVibes:
農業IoTプラットフォーム

マイクロソフトの10年後の株価を考える|Project FarmVibes:農業IoTプラットフォーム
引用元:Project FarmVibes

「Project FarmVibes」は、マイクロソフトが持つクラウド・AI技術を用いて、データ駆動型の農業を支援します。

従来型の農業には、下記の課題がありました。

  • 農家は異常気象や水害など予測できない災害が起きる可能性がある
  • 農業機械の利用など、農業をする中でCO2を排出してしまっている
  • 農業におけるデータ収集不足により、災害や環境問題の解決が難しい

その課題を解決すべく「Project FarmVibes」は、農家が下記を実現するプラットフォームを提供します。

  • 農家自身が排出するCO2削減量を測定すること
  • 天候変化を予測することで、天候に適応した農業をすること
  • 土壌の健康や農家の利益を最大化する適切な意思決定をできるようにすること

具体的には、下記のプロダクトが開発されています。

FarmVibesのプロダクト
  • FarmVibes.Connect
    農業IoTにおける課題は、そもそも農場に電波が届かないこと。FarmVibes.Connectはブロードバンド通信で未使用の周波数を利用するなど、独自の方法により農地に電波を運びます。将来的には宇宙からの直接通信を構想中です。
  • FarmVibes.Edge
    農地でデータを吸い上げたとて、大量のデータを農地からデータセンターに送れるだけの強固な回線を用意するのは難しいです。「FarmVibes.Edeg」はドローンがとらえた大量のデータを、分析に必要なデータだけ抽出して、データサイズを圧縮します。
  • FarmVibes.AI
    農家がデータ駆動型農業に取り組むための、アルゴリズムのサンプルセット。肥料や除草剤の理想量と散布場所を予測するアルゴリズムなど、基本的なユースケースがプリセットされており、ディープラーニングの知識がない人でも活用できます。
  • FarmVibes.Bot
    上記の機能をチャットボットを介して利用可能としています。専用の機器がいらず、手元のスマホでインサイトが得られるのが特徴です。

FarmVibesはアフリカの一部の農家で既に利用されています。

マイクロソフトの研究開発PJ④
Project Silica:
石英ガラスにデータを保存

「Project Silica」は石英ガラスと呼ばれる高強度なガラスにデータを保存するプロジェクトです。


世界のデータ保存量は増加傾向にありますが、ストレージ技術の進化は追いついていません

特に、長期保存が求められる「ハイバリューデータ」については、下記の課題がありました。
※ハイバリューデータ=非常に価値があったり、企業が保管を義務付けられているデータ

  • ハードディスクドライブ(HDD)や磁気テープは、磁気や温度変化にも弱い
  • 5年程度しか保管できず、その度にデータの移し替えが必要
  • 保管に膨大な手間・コストがかかっている

石英ガラスの寿命は数10年から100年。

煮沸したり、250℃のオーブンで焼いたり、電子レンジで加熱しても、データが無事に取り出せることが確認されています。

スーパーマンの書き込み&読み出しに成功

「Project Silica」は、マイクロソフトとワーナーブラザーズが共同で進めています。

2021年には映画「スーパーマン」全編をコースターサイズの石英ガラスへの書き込み&読み出しに成功しました。

ワーナーブラザースは、映画や劇場フィルム、1940年代のラジオなど歴史的資産を保管する事業を行っているため、長期安定して保存ができる技術として「Project Silica」に期待をしています。

将来的には、

  • 患者の医療データ
  • 金融規制データ
  • 法的契約

など、様々なハイバリューデータへの活用が期待されます。

マイクロソフトの研究開発PJ⑤
Project Misthu:
途上国に高速ブロードバンド通信を提供

マイクロソフトの10年後の株価を考える|Project Misthu:途上国に高速ブロードバンド通信を提供
引用元:Project Misthu

「Project Misthu」は、高速インターネット通信を享受できない途上国の人向けに高速通信網を提供しています。


世界には80億人ほどの人口がいますが、高速ブロードバンド通信を利用できているのは、ほんの一握りです。

スマホでの動画視聴は年率83%の上昇が見込まれているにも関わらず、動画視聴に耐えらえる通信網の提供が行き渡っていないという課題があります。


「Project Mishtu」はコンビニなどに、クラウドベースのネットワーク網を敷いて、高速ブロードバンド通信を提供します。

現在、SESやErosという現地のメディアと連携することで、高速ブロードバンド通信を提供するだけでなく、それらのメディアが提供する娯楽・教育コンテンツなどにアクセス可能となります。

現在、インドの10ヶ所でサービスが提供されています。


もしこの計画が広範にスケールすると、

  • 1000億ドルの経済効果
  • 20億ドル分の新しい仕事

が生まれると考えられています。

マイクロソフトの研究開発PJ⑥
Microsoft Mesh:
XRプラットフォーム

マイクロソフトの10年後の株価を考える|Microsoft Mesh:XRプラットフォーム
引用元:Microsoft Mesh

「Microsoft Mesh」とは、Azure 上に構築された3Dベースの複合現実プラットフォームです。

いわゆるメタバースです。


Microsoft Meshは、メタバースのOSのようなもので、この上で様々なアプリケーションが提供される目論見です。

現在は下記のようなアプリがマイクロソフトにより提供されています。

提供アプリケーション
  • MeshMicrosoftTEAMS
    オフィスワークなどビジネスシーン利用
  • Mesh Apps for Hololense
    VRゴーグルを利用したコラボレーション
  • AltspaceVR
    マイクロソフトが2017に買収したVRプラットフォーム

特に「Mesh MicrosoftTEAMS」は、TEAMSを利用していれば無料で使えるので、利用のハードルが低いのが特徴です。

また、現代のオフィスワークに必須のエクセル、パワポなどのM365製品との連携がしやすく、ビジネスシーンでの利用に優位です。

既に研修や遠隔支援など、リモートワークでのコラボレーションツールとして活用されています。

VRゴーグル開発

ちなみに、マイクロソフトはVRゴーグル「Hololense」も自社で開発しています。

膨大なユーザーを抱えるマイクロソフトがプラットフォームを提供することで、メタバース普及に向けた起爆剤となることが期待されます。

マイクロソフトの研究開発PJ⑦
Azure Quantum:
量子コンピューター as a service

マイクロソフトの10年後の株価を考える|Azure Quantum:量子コンピューター as a service

「Azure Quantum」マイクロソフトはAzure上で、量子コンピューター機能をサービス提供します。

量子コンピューターは、既存コンピューターの1億倍の計算スピードを持つと言われる画期的な発明ですが、自社で開発・メンテナンスにするには膨大なコストがかかってしまいます。


そんな中、マイクロソフトは量子コンピューター機能をクラウドで提供することで、誰もが量子コンピューターを利用できる世界を目指しています。

「Azure Quantum」はフェーズ1、2、3に分けて進められており、現在はフェーズ2が行われています。

エコシステム作り

マイクロソフトはその他にも、

  • 量子コンピューターに特化した開発者同士のコミュニティ「AzureQuantumNetwork」の運営
  • 量子関連のスタートアップに対する支援

なども行っており、エコシステムづくりにも注力しています。

量子コンピューターは、医療、金融など様々な分野における、高度な分析やモデリングなどへの活用が期待されています。

量子コンピュータにおけるマイクロソフトの影響力ますます大きくなりそうです。

マイクロソフトの10年後の株価:
生成AI需要の業績貢献はこれから

①Copilotの有償プランを提供開始

上記の他、10年後の株価を考えるにあたって考慮すべきは、生成AI需要の取り込みによるAzureの伸びです。


Azureはコロナ特需以降、売上成長が落ち込んでいましたが、AWSやGCPに先立ちいち早くリカバリーしました。

ChatGPTの機能をAzure経由で提供することによる、Azure需要の高まりです。

これまでAWSやGCPを使っていたユーザーも、Azureに流れていると想定されます。


一方、これはある意味Azureへの期待の高まりの段階であり、収益貢献という意味ではまさにこれからです。

実際、マイクロソフトは2023年末、生成AI機能をエクセルやパワポなどに取り込んだ”Copilot”のサブスク提供を始めました。

日本円にして月額約4,000円で利用ですが、多くのMicrosoft365ユーザーに浸透した際、その収益貢献は本格化するでしょう。


既に膨大なユーザーを抱えるマイクロソフトならではの強みです。


②AIチップの内製化

マイクロソフトはこれまでもAzureのデータセンターに巨額投資をしてきましたが、直近はその傾向がより顕著です。

2024年4月、OpenAIと共同で、データセンターに1,000億ドル(日本円にして15兆円ほど)投資することが発表されました。

「Stargate」と呼ばれるAI学習用のスーパーコンピューターが搭載される、次世代型のデータセンターになるとのこと。


そういったデータセンターへの投資が益々盛んになる中で、肝になるのが半導体(GPU)の調達です。

生成AIをビジネスにするためには、より早くより大量のデータを処理できるGPUの存在が不可欠です。

マイクロソフトは、GPUの調達を現在はエヌビディアに頼っています(エヌビディアは95%のシェアを誇ります)。


一方、昨年、自社のAIチップ「Maia」を発表しました。

まだまだ量産体制にはないと思いますが、将来的な内製化への一歩と見られます。


実際に、OpenAIと共同で構築するデータセンターには、複数の半導体を用いるとのことで、その一つは自社の「Maia」と考えられます。

現在、生成AIビジネスの拡大にあたり、エヌビディアに巨額の支払いをしていると考えれますが、自社で製造することで、コストコントロールが容易になり、より利益性の高いビジネスが可能になります。


このように、生成AIがマイクロソフトの業績に直接的に影響を与えるのはこれからと見られるので、益々目が離せません。

なお、エヌビディアの今後の株価については、以下の記事でまとめています。

エヌビディアの10年後の株価を予想!AI/メタバース/自動運転をリードする注目取り組み3選 【エヌビディアの10年後の株価】生成AI/自動運転/メタバースなどの近未来技術をリードするのはエヌビディア!注目の取り組み3選

マイクロソフトの10年後の株価:
今後の懸念事項

コツたろう
コツたろう

絶頂を極めるマイクロソフトですが、今後10年間の株価を考える際の懸念点を考察しました!

独占禁止法の取り締まり

マイクロソフトを支える岩盤ビジネスは、Microsoft365(ExcelやPowerpointなど)です。

法人向け業務ソフトで圧倒的なシェアを誇り、安定的に巨額のサブスクリプション収益を稼いでいます。


一方、その高いシェアを武器に公正な市場競争を阻害しているとして、米国の公正取引委員会の調査対象になっています。


例えば、最近では、企業向けの社内コミュニケーションツール「TEAMS」がZoomやSlackといった他ツールとの競争を不当に妨げているとして、他のM365ツールとのセット販売が禁じられました。

ゲーム会社大手のアクティビジョンブリザードの買収に当たっても、当局により譲歩を迫られるなど、欧州を中心にIT大手の監視の目は強まっています。


目先の数年で大きな打撃を受けることはないと思いますが、中長期ではマイクロソフトの発展を阻害する要因になり得るでしょう。

一般論では、独占禁止法に引っかかるとサービスの差し止めや会社分割といった処置が取られることがあります。


なお、マイクロソフトは1990年代、2000年代においてはWindowsが独占禁止法の調査対象になり、当局と激しい攻防をしました。

マイクロソフトの10年後の株価:
壮大な研究開発プロジェクト7選 まとめ

本記事では、マイクロソフトの壮大な研究開発プロジェクト7つご紹介しました。

この記事のまとめ

マイクロソフトの次なるビジネスの種まき(研究開発)は着々と進んでいるように見えます。

また、生成AIの本格的な収益貢献はこれからです。

よって、マイクロソフトの今後の株価は非常に明るいと思います。

皆さんもこの内容を参考に、マイクロソフトの10年後の株価を考えてみてはいかがでしょうか。

米国株投資で、より豊かな人生を描きましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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